
センター長からの挨拶
岐阜県野生動物管理推進センターは、岐阜県の寄附により岐阜大学に設置された「寄附研究部門」(2期10年)の成果を基盤に、岐阜県と岐阜大学の連携を一層強化するため、令和4年1月に岐阜大学に設置され、5年目を迎えました。
本センターは、岐阜県と岐阜大学が共同で運営する、岐阜県における野生動物管理を推進するための「シンクタンク組織」です。生物多様性保全の観点から、野生動物による被害対策を加速・強化し、地域課題の解決と豊かな地域社会の創出に貢献することを目的としています。
本センターでは、野生鳥獣に起因する農林業被害や生活環境被害、生態系被害の低減に向けて、「科学的・計画的な野生動物管理」を推進しています。その一環として、野生動物の生息状況調査(岐阜県野生動物広域カメラモニタリング調査WiLCaMなど)、野生動物管理に携わる人材の育成、被害対策に取り組む自治体等への助言・指導、県民に対する普及啓発および学習支援等に取り組んでいます。
近年、人口減少や高齢化の進展により、野生動物管理の担い手不足が深刻化する一方で、シカ、イノシシ、クマをはじめとする野生動物の分布域の拡大が続いています。農林業被害や生活環境への影響、生態系への負荷が増大する中、持続可能な地域社会の実現に向けて「科学的・計画的な野生動物管理」の推進はますます重要となっています。
本センターは、関係機関や地域の皆様と連携しながら、研究成果の社会実装を着実に進め、野生動物管理を通じた地域課題の解決に取り組んでまいります。
県民の皆様ならびに関係機関の皆様におかれましては、本センターを積極的にご活用いただくとともに、今後ともご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
淺野 玄(岐阜大学准教授)
副センター長からの挨拶
野生動物管理推進センターは令和4年4月に開所し、5年目を迎えます。県内の野生動物による被害は、開設当時から変化し、近年は東北地方を中心にツキノワグマによる人身被害の問題が深刻になっています。
野生動物の課題解決には、科学的な研究成果に基づく計画の作成と、実効性のある管理体制の構築が必要です。
当センターは清流の国ぎふ森林・環境税で運営されており、県内の農林業被害や生活環境被害、人身被害を防止し、県民の安全・安心な暮らしを守るため、引き続き、県や市町村と連携して野生動物管理の推進に努めてまいります。
松田直樹(岐阜県環境エネルギー生活部次長)

