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概要

  • 森林環境税を活用し、野生動物被害対策を推進するために平成24年に設置された「寄附研究部門」の実績を基盤に、岐阜県と岐阜大学との更なる連携強化を目的に、岐阜県と岐阜大学の共同設置機関として運営する。

  • 「寄附研究部門」2期10年間の成果を踏まえ、野生動物被害が発生する現場に即した実態調査、技術研究・開発、実務指導、人材育成を行う国内屈指の野生動物管理のシンクタンク機関を目指す。

  • 本センターは、岐阜大学応用生物科学部附属の「野生動物管理学研究センター」を岐阜大学側のカウンター・パートに、岐阜県と岐阜大学との連携・支援体制のもとに運用する。

活動内容(一部)

1.野生動物生息状況調査・研究・分析

  • 野生動物広域カメラモニタリング(県内100か所に定点カメラを設置し、野生動物の生息状況を調査)

  • ニホンジカによる森林下層植生衰退状況、ツキノワグマの錯誤捕獲防止対策、ニホンザルの行動追跡、ライチョウ保護のためのニホンジカ等の高山帯への侵入状況調査等

  • 野生動物生息調査・解析手法のDX化の研究

2.野生動物捕獲・調査技術指導

  • 県、市町村が実施する捕獲事業に対する科学的データや知見による被害防止計画策定支援、効率的な捕獲手法の指導、効果検証等

  • GPS発信器装着等の特殊調査の協力・支援

3.人材育成・教育

  • 野生動物被害防止事業に関わる県・市町村職員を対象とした研修会・講座の実施

  • 岐阜大学の学生を対象とした高等教育と研究指導(県によるインターンシップを含む)

  • 森林文化アカデミーや農林高校等の学生を対象とした教育連携と支援(県によるインターンシップを含む)

4.普及・啓発

  • 一般市民を対象とした連続講座の開講

  • シンポジウム、講師等派遣等を通じ、岐阜県の自然環境の多様性、野生動物管理の重要性等を普及啓発

天生湿原.JPG
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